教員紹介 森崎 修司 (もりさき しゅうじ)

情報システム学専攻 准教授
研究分野: ソフトウェアエンジニアリング分野

ソフトウエアの高品質化やソフトウエア開発活動の効率化のための技術やしくみを実証的に議論するエンピリカルソフトウエア工学を専門としています。 エンピリカルソフトウエア工学では、研究コミュニティで様々な議論を重ねて、ソフトウエア開発はそれぞれのコンテキスト(背景、条件、制約)があり、同じ理論、技術、しくみであってもいつも同じような効果が得られるわけではないという共通認識のもとで研究を見つめています。たとえば、自動車を構成する部品に組込まれたソフトウエアの開発に効果的な技術やしくみがオンラインゲームの開発においても効果的であるとは限らないといった具合です。

社会の隅々までソフトウエアが浸透しはじめ、今後さらにソフトウエアが多様な分野で使われると、効果的な開発技術やしくみも多岐にわたることが見込まれます。それに伴い、エンピリカルソフトウエア工学のおもしろさや重要性は一層増していくと考えています。私もこの研究分野の発展に貢献できるよう、より効率のよい開発技術や品質向上技術の考案やそれが有効にはたらくコンテキストの解明に取り組んでいます。