情報学の研究者たちの喜怒哀楽 (番原睦則 情報システム学専攻 教授)
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―「喜」喜びを感じる(あるいは最も喜びを感じた)のはいつですか?
若い頃,開発していたコンパイラ処理系がブートストラップできたとき.今より少し若い頃,The Art of Computer Programming の軽微な誤りを報告し,Knuth 先生からバーチャル小切手をいただいたとき.
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―「怒」悔しさを感じる(あるいは最も悔しさを感じた)のはいつですか?
困っている学生さんに,うまくアドバイスできないとき.
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―「哀」悲しさを感じる(あるいは最も悲しさを感じた)のはいつですか?
師匠(大学時代の指導教官)が「できの悪い学生ほどかわいい」と誰かに言っているのを聞いたとき(笑).
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―「楽」楽しさを感じる(あるいは最も楽しさを感じた)のはいつですか?
学生さんや他の研究者とのディスカッションを通じて,刺激を受け,想像が膨らみ,良い研究成果に結びついたとき.