教員紹介:石井敬子
日常のコミュニケーションを始めとしたさまざまな文化的慣習に参加しながら人は生きています。同時に文化的慣習への参加は、その慣習や文化の中で優勢な価値を維持し、時には変えていくことにもなります。このように文化と人は切っても切れない関係なのですが、人の心の性質、特に認知や感情の認識はどの程度文化的慣習の影響を受けるでしょうか。また文化的な慣習や価値はどのように伝達され、変容されるでしょうか。私の研究では、社会心理学の見地からそれらの点を明らかにしていくことを目指しています。また、いくつかの国際比較のプロジェクトに協力し、幅広い視点から心の性質の社会・文化依存性を探求しています。認知や感情の認識の文化差を理解することは、異文化間コミュニケーションや異文化の受容といった今後重要性を増す多くの実用的分野にも貢献できると思います。
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