教員紹介:青木 摂之(あおき せつゆき)
研究内容
私たちのラボでは、生き物が環境に適応するための仕組みを研究しています。例えば生物時計。この時計は、細胞内にある約24時間周期の振動装置で、ヒトの睡眠・覚醒から植物の光合成や開花まで、様々な生命プロセスのタイミングを支配しています。生物時計は、生き物が昼夜のダイナミックな環境変化に合わせて上手に生きていくための仕組みなのです。あるいはバクテリアの定常期ストレス応答。バクテリアは、増殖して栄養が足りなくなると、様々な仕掛けを細胞内で発動させ、生き延びることが知られています。こうした生き物が持つ仕組みを明らかにし、さらにそれらの制御を行い、さらにさらに人間の生活への利用の可能性を探求することを目的として、実際に植物や緑藻、バクテリアといった生き物をラボで培養し、主に分子生物学的な技術を用いた解析を進めています。「生きる」という現象、その仕組みの謎を体験し、調べ、そして解いてみませんか?
所属・連絡先など
- 複雑系科学専攻/複雑システム系
- e-mail: aoki “at” i.nagoya-u.ac.jp
- 情報学研究科棟8階807号室
- ラボwebsite