教員紹介:村瀬 洋(むらせ ひろし)
コンピュータで画像や映像を認識し、人間の視覚機能を増強・支援する技術を研究しています。様々な応用分野を考えています。第1の応用は、車載カメラを用いた周囲環境認識です。私たちが自動車を運転する際には、歩行者や自転車の飛び出し、信号機の状態、道路標識周囲の自動車の動きの確認などとても高度な視覚的な認識や判断が必要となります。これらの周囲環境を機械で自動的に認識し、運転者を支援する研究を行っています。第2の応用は、携帯カメラや防犯カメラで撮影した画像の認識です。携帯カメラで撮影された遠方で小さい文字や記号を高精度に認識する研究、防犯カメラで撮影された画像から人間の行動や属性を高精度に認識する研究、低解像度な画像を高解像度化して人にとって見やすく変換する研究などを行っています。第3の応用は、インターネットや放送中に存在する大量の映像などを対象に、高速検索、自動要約、映像構造化などを行う研究を行っています。このように、画像処理、画像認識、映像認識を基本原理から応用まで幅広く研究しています 。
連絡先:
・情報学研究科 知能システム学専攻
・https://www.murase.m.is.nagoya-u.ac.jp/~murase/
・email: murase [AT] nagoya-u.jp