教員紹介:小川 泰弘(おがわ やすひろ)

研究内容

コンピュータの世界では、プログラミング言語などを人工言語と呼ぶのに対して、我々が普段使用している日本語や英語などの言語を自然言語と呼びます。そうした自然言語をコンピュータで扱う自然言語処理を研究テーマにしています。

最初は日本語をウイグル語やウズベク語へ翻訳する研究に取り組んできました。ウイグル語やウズベク語は、日本語と語順がほぼ同じで主語の省略も可能など、文法的にはよく似た言語であり、その特徴を活かした翻訳をしてきました。

その次には、日本の法律を英訳する研究に進みました。法律のテキストはそもそも難解であり、また翻訳のミスが許されません。そこで、すべてをコンピュータが翻訳するのではなく、人間による翻訳をコンピュータが支援する研究を進めています。さらに現在では、法律を作る・広める・翻訳すること全般的を支援する法律情報処理に取り組んでいます。

文系的なテーマに理系の技術で取り組む、学際的な研究をしています。

所属・連絡先など

  • 情報基盤センター/知能システム学専攻・システム知能情報学講座
  • e-mail: yasuhiro[at]i.nagoya-u.ac.jp