情報学の研究者たちの喜怒哀楽 (石原 亨 情報システム学専攻 教授)
―「喜」喜びを感じる(あるいは最も喜びを感じた)のはいつですか?
研究会(特に国際会議)などの会場で知らない研究者から声をかけられて「君の研究(あるいは論文)面白いね!」と言われ、それをきっかけに連絡を取り合う関係になったり、友人関係になったとき。やはり対面の会議は重要だし、そこからしか始まらない交流があると思います。
―「怒」悔しさを感じる(あるいは最も悔しさを感じた)のはいつですか?
論文の査読者が正確に我々の論文の内容を理解しておらず、その結果論文が不採録になったとき。正確に評価された結果、論文が不採録になるのは、ある意味清々しい気分になる。
―「哀」悲しさを感じる(あるいは最も悲しさを感じた)のはいつですか?
学生が様々な理由により研究を先に進められないとき。設定した研究テーマに面白さを見いだせない学生を見たときなど。
―「楽」楽しさを感じる(あるいは最も楽しさを感じた)のはいつですか?
学生と一緒に新しいアイデアを考えているときやそのアイデアを論文にまとめているとき。