2022年のノーベル物理学賞についてのコメントが信濃毎日新聞に掲載されました(複雑系科学専攻 谷村省吾 教授)
- 掲載日:2022-10-05
- 掲載メディア:信濃毎日新聞 2022年10月5日 朝刊29面
- 対象者:
谷村省吾 (複雑系科学専攻 教授)
- 概要:
2022年のノーベル物理学賞の対象となった業績の内容について2022年10月4日に記者会見解説を行いました。そのとき話したコメントが信濃毎日新聞に掲載されました。
新聞記事掲載:《名古屋大の谷村省吾教授の話:アインシュタインが生前に指摘していた「物体は、われわれが観察していないときも、観察しているときと同じ状態にあるのか」という問いに、3人は長い時間をかけて答えを出した。アインシュタインの時代は、観察して実際に見えたままの状態を記述する「古典力学」が主流だったが、3人は観察という行為が(見られる相手に影響を及ぼさないという常識的な考えが)「量子力学」の世界では通用しないことを証明した。解読されない量子暗号や、量子コンピューターの開発を進めるアイデアの源になった。》