韓国新聞社調査団の調査訪問
【グローバルメディア研究センター】韓国・京畿道の地方紙である京仁日報や京畿日報など6紙の記者ら計8名の調査団が2024年11月29日、グローバルメディア研究センターを初めて訪問し、日韓両国の新聞を中心にメディア環境の変容について研究センターの専任・兼任教員と意見交換しました。研究センター側からは研究体制の紹介のほか、近年の新聞の動向に関する研究結果を説明する一方、韓国記者団からは、新聞離れが進む若年世代への対応、新聞製作などにおけるAI(人工知能)の利用状況などについて質問がありました。また、韓国ではプロのジャーナリストとしての職業訓練を全く受けていないユーチューバーらが、根拠のない情報を無責任に発信し、それを市民が鵜吞みにする弊害が深刻化していることが報告され、日本でも同様の傾向があることを紹介、日韓の新聞やSNSを比較する形で議論いたしました。 同調査団は日本の新聞などを取り巻く状況について聞き取り調査するため、1週間にわたり名古屋に滞在し、本研究センターのほか、中日新聞社本社や名古屋市役所などを訪問し、帰国されました。