教員紹介:秋庭史典(あきば ふみのり)

秋庭 史典(あきば ふみのり)
社会情報学専攻
准教授
http://akibaf.com

研究内容


新しい技術やその産物のもたらす新たな価値観が、自然や社会と関係を取り結ぶとき、そこに新しい美が成立します。そうした新しい美の可能性を考え、社会に知らしめる、それが美学という学問のひとつの役割です。情報技術ならびにその産物が、現在の自然や社会にどのような新しい価値観を突きつけてくるのか、そこでわたしたちはどのように生きることを求められるのか、またそれを自然や社会のなかに位置付け、どう調和をはかるのか。芸術も含め、過去に美と呼ばれた事例に学びながら、技術とその産物が自然や人や社会と協働し、互いの力を引き出すためのヒントが得られれば、と考えています。具体的には、1.科学と芸術を協働的に考えられないか、2.人工物がコミュニケーションを誘発するのはどんなときか、3.身体論、の3つを(大きな大きな)テーマにしています。