教員紹介:片平健太郎
研究内容
ヒトやそれ以外の動物の行動、そしてそれに変化をもたらす学習の原理の理解を目指して研究しています。特に、行動の背後にあるプロセスを表現した数理モデルに基づく,計算論モデリングと呼ばれる手法を用いた研究を中心に行っています。計算論モデリングとは行動データからパラメータ推定やモデル選択などを行うもので、行動のメカニズムや機能を理解するために有用な方法です。
特に最近では、以下のトピックに興味を持って研究を進めています。
- 報酬や罰、忘却、固執性、サプライズ (驚き) といった様々な要素がどのように行動に影響するか
- 精神疾患がそれらのプロセスにどのような変容をもたらすか
- 計算論モデリングの方法論としての妥当性や新しい手法についての理論的検討
- 行動特性の分布と適応的機能
著書
- 片平健太郎 (2018) 行動データの計算論モデリング―強化学習モデルを例として オーム社
- 国里愛彦, 片平健太郎, 沖村宰, 山下祐一 (2019) 計算論的精神医学 勁草書房
所属・その他
- 大学院情報学研究科心理・認知科学専攻心理学講座
- 文学部人文学科心理学専攻 (兼担)
- 研究室のホームページ: https://sites.google.com/site/nagoyacbslab/