教員紹介:中村 泰之(なかむら やすゆき)
研究内容
多数の神経細胞からなる脳の働き、多数のエージェントから構成される社会の動向など、その他多くの多体系の問題の理解に向け、本来多数の原子・分子からなる物質のマクロな性質を知るための統計力学が、現在あらゆる分野に応用されています。この統計力学の手法を用いた数理的な解析、計算機シミュレーションや実データの統計的解析を行うことによって、自然、社会の複雑なふるまいを解析することに興味を持って研究してきました。その関連としての主な研究テーマは、協調学習の数理モデルになりますが、そこから派生して、eラーニングデータの解析(ラーニング・アナリティクス)に最近は注力しています。特に,数式自動採点可能なeラーニングシステムの数式解答データの解析に取り組んでおり、今後は、数式解答データとともに提出されたノートの解析も視野に入れています。また、関連して、数式処理を応用したeラーニングシステムに関連した開発(モバイル対応数式入力インターフェースなど)にも取り組んでいます。
所属・連絡先など
- 複雑系科学専攻/自然情報学科複雑システム系
- e-mail: nakamura”at”nagoya-u.jp
- https://www.phys.cs.i.nagoya-u.ac.jp/~nakamura/