情報学の研究者たちの喜怒哀楽 (中村泰之 複雑系科学専攻 准教授)
―「喜」喜びを感じる(あるいは最も喜びを感じた)のはいつですか?
研究が成果として形になった時。特に,研究室の学生が成果を出すことができた時は,格別です。最近では,研究会で学生が賞を受賞したことは,自分の成果が出た時以上の「喜」びでした。
―「怒」悔しさを感じる(あるいは最も悔しさを感じた)のはいつですか?
この年齢になると,様々な取りまとめを担当することになりますが,稀に,理不尽な要求をされることもあります。その時は流石に「怒」りを感じますが,冷静に同僚に相談することが大切であると感じます。
―「哀」悲しさを感じる(あるいは最も悲しさを感じた)のはいつですか?
様々な審査に落ちた時でしょうか。「哀」しさは感じますが,それが無駄にならないよう,時間をおいて自己反省会はします。それが,次につながるときもあれば,いかされないときもあり・・・
―「楽」楽しさを感じる(あるいは最も楽しさを感じた)のはいつですか?
知り合いになった,色々な大学の先生,学生さんと,出張先のアフター・ファイブで交流している時。一方で,自分の時間をゆっくり過ごす時も。特に,海外出張で10時間ほどの飛行機の中で,本を読んだり,映画を見たりするのは,純粋に「楽」しいです。