W.W.F. Chong先生(マレーシア工科大学)を招へいしました

大学院情報学研究科価値創造研究センターの外国人客員教員制度により、William W.F. Chong先生(マレーシア工科大学)を、2023年10月から3ヶ月間、大学院情報学研究科複雑科学専攻 張研究室に招へいしました。

Chong先生は、液体の挙動などに関する数理モデルの構築や理論解析に長けているだけでなく、実験研究も受賞するほど高く評価され、マテリアルズ・インフォマティクスにも鋭意取り組んでいます。そのため、大学院情報学研究科 複雑系科学専攻を中心とする計算科学・情報科学グループとの共同研究や院生等への研究指導を通して、『マルチスケールシミュレーション法の確立:先端機械の創成に向けて』という共通課題を、国際的な学術的・応用的研究として深化させるために来日していただきました。

招へい期間中に、ミクロとマクロ、理論と実験、サイエンスとエンジニアリングをつなぐことなどについて、実のある議論を行いました。また、学術論文5本を共著し、現時点ではそのうち3本が掲載されています。

Chong先生は、2023年11月24日(金)11:00~12:00 に 「Sustainable Lubrication Modeling for Vehicle Electrification: Leveraging Advanced Models」と題した、対面講演会(於 研究科棟第一講義室)を行いました。多くの学生が参加し、活発な質疑応答がなされました。

成果の概要は、価値創造研究センターの「これまでの受け入れ実績」の研究報告書に掲載されておりますので、そちらもご覧ください。

未分類複雑系科学専攻, 価値創造研究センター

Posted by zhang@i.nagoya-u.ac.jp