教員紹介:吉田紀生
我々のグループでは、理論化学・情報化学の分野で先駆的な研究を行っています。特に、液体の統計力学理論、電子状態理論、分子動力学を組み合わせ、溶液中の分子や分子集合体(例えば生体分子)の構造や機能に関する研究を展開しています。
我々は大きく以下の3つのテーマ に取り組んでいます。
1. 溶液内分子の電子状態理論の構築:溶液中における分子の電子状態を正確に記述する理論の開発に取り組んでいます。これにより、溶媒効果を考慮した分子の性質や反応性の理解が深まります。
2. 生体内素過程である分子認識の理論構築と応用:生体分子間の相互作用や認識機構を理論的に解析し、その知見を応用することで、医薬品設計やバイオテクノロジーの分野に貢献することができます。
3. 溶液内生体分子の電子状態理論の統合的構築:上記の研究を統合し、溶液中の生体分子の電子状態を包括的に理解するための理論体系を構築しています。これにより、生体内での化学反応や物質輸送のメカニズム解明が期待できます。
これらの研究を基盤として、溶液内や生体内での過程を理解するための統合的な理論体系の構築を目指しています。また、これらの理論を数値計算するためのプログラムパッケージの開発や、効率的・高速なアルゴリズムの開発も行っています。
我々の研究室では、これらの理論的研究を推進するとともに、分子シミュレーションや情報科学的手法を組み合わせたマルチスケール解析にも取り組んでおり、複雑系科学の新たなフロンティアを切り開いていきたいと考えています。
吉田紀生のウェブページ:
https://sites.google.com/site/norioyoshida1973/
研究室のウェブページ:
https://sites.google.com/view/yoshida-group/home