ミニ特集「最適化技術の応用・実践」の趣旨と概要
「アルゴリズム」という言葉は昨今の社会の情報化に従い一般語としても使われつつありますが,元々は数学・情報学の用語であり,「何らかの目的」を達成するための計算手順のことを指します.数理情報学専攻で扱う最適化アルゴリズム設計論はアルゴリズムの目的を「最適化」とした上で,いかに最適な〇〇を計算する手順(アルゴリズム)を設計するかを研究するものです.ただ一言で「最適化」と言ってもその対象は多岐にわたるため,その「応用・実践」について紹介しようというのが本ミニ特集の意図するところです.記事タイトルは以下の通りです:
- 物流業界と最適化技術を繋ぐオプティマインドの取り組み
高田陽介,柳浦睦憲(数理情報学専攻) - 経済分析と数理工学
土中哲秀(数理情報学専攻) - 「ぷよぷよは計算困難」-パズル・ゲームと最適化アルゴリズムー
小野廣隆(数理情報学専攻)
本ミニ特集が最適化アルゴリズムの応用・実践の広がりの紹介となり,名古屋大学 情報学部・大学院情報学研究科への入学・進学を検討されている方の参考になれば幸いです.
編集:小野廣隆(数理情報学専攻)